Post

分割キーボードのすゝめ

分割キーボードを購入して1ヶ月が経過したので,長期レビュー

分割キーボードKeychron Q11の長期レビュー

分割キーボードの購入を決めた背景

就職活動の一環で長期インターンを始め,週2でインターン,残りは研究のように忙しくなり,PCをいじる時間が増えたとき,肩こりや腰の痛みにとても悩まされた. このままでは将来就職してもっと忙しくなったときに耐えられない!と思い,デスク環境を整えることを決心した. まず,一番の悩みであった腰の痛みを軽減すべく,そこそこいい椅子(COFO Chair Pro)を購入した. するとすぐに腰の痛みが改善され,一気にデスクワークが楽になった.

「一つのものを良いものに買い換えるだけでこんなに変わるなら,全部環境を整えたらとんでも無く楽になるのでは?」と思った僕の欲求は止められず,続いて肩こりを解消すべく,キーボードとマウスを探し始めた. もともとMagic KeyBoardを使っていて,それに大きな不満はなかったが,やはりキーボードのキーがまっすぐ並んでいるという配列のせいで腕の角度を無理しなくてはならず,肩への負担が大きいと感じていた.

そこで,キーボードを調べていたら,分割キーボードというものを見つけた. image_error (画像: Kinesis Frestyle2)
腕の角度を自由にできるぶん,肩こりが少なくなるらしいということで,購入を決めた.

購入したキーボード(Keychron Q11)

僕は以前からガジェットが好きでキーボードなどのレビュー動画をYoutubeで見ていて,そこでよく紹介されているKeychronというキーボードブランドが僕はずっと気になっていて,調べてみるとそのKeychronからも分割キーボードが出ていたので,それにした. 購入したのはKeychron Q11で約35000円(僕はセール時に買ったので28000円で購入できた). image_error (画像: Keychron)

他にも,FILCO MajestouchMistel BAROCCOなどの分割キーボードも候補に上がったが,デザイン性からKeychronに決めた.

注文と開封

日本でKeychronを購入する場合には,個人輸入するか正規代理店から買うかの2択がある.個人輸入の場合はKeychron Japanから購入し,正規代理店から購入する場合にはSuper Kopekから購入する.個人輸入の方が安いが,日本での技適を取得していなく安全面では何がある.

正規代理店の方が約1万円も高いため,僕は個人輸入で買った.ただし,中国から輸送されるため,到着までに1週間以上かかった.

到着!
飛行機で輸送されたりしてるので,箱がだいぶ傷ついているが,中身には影響がないのでとりあえず無視した. image_error

開封して配置してみると,思ったより大きくて圧迫感があった. image_error

感想

使用を開始して1ヶ月が経ったが,肩こりは完全になくなった.椅子の肘置きに腕を置いて,肩を開きリラックスした状態でタイピングができるようになり,姿勢が良くなったが実感できる.

image_error image_error

比較してみると,手首にも負担がかかっておらず,リラックスしているのがわかる.

さらに,MacBookのキーボードと違ってキーストロークが深く,打鍵感がとてもいい.私はある程度硬いキーが好きなので茶軸にしたが,そのぽちぽち感がたまらない.もっと硬いほうが好きなのでいつか青軸に交換するかもしれない(これがキーボード沼か…).

また,このキーボードは英字配列で,日本語配列のキーボードとは少し記号の配列が異なっている.私は日本語を打つ時間よりコードを書く時間の方が(多分)長いので,英字配列の記号の並びはとても気に入っている.気に入っている.Pythonで良く使う「’」や「=」を打つのにSftを押す必要がなくタイピングスピードが上がった.さらに,一番左にマクロキーがあり,そこにコマンドを登録することができるため,スクリーンショットなどのショートカットを1キーで押せるようにできる.

ただ,日本語配列に慣れていると英字配列に慣れるのに多少時間がかかる.僕は一週間ひたすらタイピング練習サイトでタイピングをし続けてようやく慣れた.それに時間がかけられない人は向いていないかもしれない.また,家でこのキーボードを使う時は英字配列,外でMacBookのキーボードを使い場合には日本語配列,というように脳内でキーボードの切り替えが必要になる.慣れればそれも問題なくできるが,人によってはそれがストレスになるかもしれない.僕は家で作業する時間のほうが圧倒的に多いので,そのストレスを感じることはあまりない.

つらつらと書いてしまったので,メリット・デメリットをまとめると以下のようになる.

  • メリット
    • 姿勢が良くなり,肩こりがなくなる
    • メカニカルキーボードの打鍵がたまらない
    • 英字配列によってコードが書きやすくなる
    • マクロキーやダイアルを活用すると作業効率が上がる
  • デメリット
    • 英字配列に慣れるのに時間がかかる
    • ノートパソコンのキーボードが日本語配列である場合,脳内切り替えが必要

まとめ

今回は購入した分割キーボードの1ヶ月使用した長期レビューを行った.上記で挙げたデメリットは僕はあまりストレスに感じず,メリットだらけで購入して良かったと感じた.

今後は青軸に交換したり,キーキャップを白に交換したりとこのキーボードを自分好みに変えていき,キーボード沼に入っていく.

This post is licensed under CC BY 4.0 by the author.